保育士になるには、大きく分けて2パターンの道があります。
ひとつは、保育士の資格が取得出来る短大・大学・専門学校を卒業すること。
もうひとつは、保育士の試験に合格すること。
前者の場合、卒業と同時に資格が入手出来ることになります。
もちろん、入学試験を突破した上に無事に卒業しなければなりませんが。
学校によっては、保育士と幼稚園教諭の両方の資格が取得出来るところもあります。
後者の場合、受験する前に受験資格を確認しておかなければなりません。
受験資格は、3パターンです。
1)高校・短大・大学を卒業した人
2)中学もしくは高校卒業後に児童福祉施設にて2年以上の実務経験がある人
3)児童福祉施設にて5年以上の実務経験がある人
児童福祉施設とは、保育所・乳児院・知的障害児施設などのことです。
そして、この場合の実務経験とは、日に6時間以上・月に20日以上といった規定があります。
時間・日数がわずかでも満たなければ実務経験とみなされません。
何より、無認可の保育所などでは規定以上に働いていたとしても実務経験とはみなされないので、注意が必要です。
さて、保育士の試験は年に1度行われています。
筆記試験と実技試験とがあり、筆記試験と実技試験のあいだには多少間隔が置かれています。
筆記は8科目・実技は3分野から2分野選択となっていて、筆記は全科目に合格しなければなりませんから、なかなかに難しい試験です。
一部の筆記科目に合格した場合は次の試験で免除となりますが、要申請です。
幼稚園教諭の資格を持っていても免除になる科目があるので、受験前に確認しましょう。
言うまでもなく、筆記に合格しないと実技試験は受けられません。
Category: 資格が必要な職業
何を置いても「子供好き」でなければ保育士には向いていません。
残念ながら、子供が苦手な人は保育士には向いていないと断言出来てしまいます。
また、乳児と接する機会が出てくることから、子供の中でも幼児だけでなく乳児も好きだと言える人でなければならないでしょう。
そして、良い意味で子供の目線になれる人が保育士として向いているように思います。
大人は、子供だったことがあるにも関わらず、子供の目線を忘れてしまいがちです。
子供は子供でも一人の人間だということを時折忘れてしまうのですね。
相手は子供というよりも一人の人間なのだと真剣に向き合える人は保育士にふさわしいのではないでしょうか。
乳児期・幼児期という時期は、人格が形成されていく大切な時期です。
例えば、この時期に好きになった物事は大人になっても好きでいることが多く、逆に言うと、この時期に嫌いになったものは大人になっても嫌いなままであったりします。
極端な話、この時期に抱えたトラウマ(=精神的な傷)が本来形成されるべき人格をゆがめてしまうことも有り得ます。
そういう意味で、保育士は責任重大な職業です。
子供に対して保護者とはまた違う責任が発生するのだと自覚しなければなりません。
それと、保育士が接することになるのは子供だけではありません。
園児には必ず保護者がいます。
自分が見られないあいだの我が子のことを保育士に聞きたいと考える保護者は多いものです。
保護者と上手に接することも保育士の仕事のひとつと言えます。
保育士は常に人と接している職業だとも言えますね。
「常に」そして「多数」の人と接する。
これを苦に思わないことも保育士の適性でしょう。
保育士は以前は保母・保父と呼ばれていた職業です。
保父というのは俗称で、男性でも資格名は「保母」でした。
現在では女性男性に関わらず保育士で統一されています。
幼稚園の先生と保育士は別物です。
保育士は、保育園の先生のことです。
幼稚園の先生は幼稚園教諭が正式名称となります。
保育士と幼稚園教諭は似ているようでかなり異なる部分があるので、その差異を把握した上で保育士になりたいのか幼稚園教諭になりたいのかを結論づけると良いのではないでしょうか。
保育士にしても幼稚園教諭にしても、子供と関われる仕事だと言えます。
子供だと意味が広くなってしまうので、幼児と言ったほうが適切かもしれません。
保育園によっては0歳児から在籍しているので、保育士になれば乳児と接する機会もあります。
おそらく、保育士を志す人はいわゆる子供好きな人だと思います。
が、同じ子供でも乳児と幼児ではすることなすことまるで違うので、「自分が接したい子供の年齢」というものは保育士を選ぶか幼稚園教諭を選ぶかの大きなポイントとなるでしょう。
保育士は幼稚園教諭にくらべると休みが少なく、幼児より手が掛かる乳児の世話があり、拘束時間が長いと言われています。
しかし、乳児と接することが出来ることこそが魅力だと言う人もいます。
そして、園児と一緒に過ごす時間が長くなることが自分にとってプラスになると言うひともいます。
保育士には保育士のメリットがあるのですね。
可能ならば、保育士と幼稚園教諭の両方の資格を取っておくに越したことはありません。
が、どちらかを選ぶなら、保育士をおすすめします。
保育士のほうが、中途採用や再就職に強いという面があるからです。